眼鏡
















「若が・・・」

「・・・」

「若が・・・!」

「・・・」

眼鏡っ子に・・・!!

「俺は元々眼鏡もかけます」


華麗にツッコまれました。














1年の教室に遊びに行ったら、若が眼鏡をかけていてびっくりした。


「今朝、コンタクト駄目にしちゃったんですよ・・・。今日練習休みだし、放課後買いに行ってきます」

「えー、いいじゃん眼鏡。いつもと違って」

「・・・さんは、眼鏡の方がいいんですか?」

「テニスするにはコンタクトの方が動きやすそうだけど」


あれ、小さくため息をつかれた。なぜだ。


「眼鏡っ子が好きなら、侑士の伊達もOKになっちゃうよ」

「確かに・・・」


アイツの場合、眼鏡かけない方が若々しくてイケメンだと思うのだが。


さんは視力良いんですか?」

「良いとは言えないけど、眼鏡かけるほどじゃないかな」


両目0.9だからまだ大丈夫、のはずだ。


「・・・・・」

「・・・・・なんですか」

「だって滅多に見れないし。家でもコンタクト?」

「いえ、家では眼鏡で・・・。・・・!」


言って気づいたらしい。


「てことは若の家に行けば若の眼鏡姿が見れると。今度遊びに行かせてもらお〜」

「ちょっ・・・さん!」


若が何か言っているが、気にせず教室を出た。若の一面が見れて楽しかったな。














次の日から若は、いつもどおりコンタクトレンズ着用になっていた。


「つまんない・・・」

「・・・家に来れば見れますよ」

「!」


お家訪問の許可ゲット!














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お題配布元
はちみつトースト
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